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菅首相“延命暴走”やけくそ解散 総裁選先送り、政策論争からの逃げ 二階氏交代含む内閣改造で重要ポストに河野氏、進次郎氏の可能性 (1/3ページ)

 これは、菅義偉首相の「個利個略」「延命策」ではないのか-。菅首相は来週前半にも二階俊博幹事長の交代を含む自民党役員人事と内閣改造を行い、9月中旬に衆院解散に踏み切る方向で検討に入った。重要ポストに、河野太郎行政改革担当相や小泉進次郎環境相らを起用する可能性も指摘されている。ただ、岸田文雄前政調会長や高市早苗前総務相が堂々と名乗りを上げている党総裁選(17日告示、29日投開票)を先送りして、政策論争から逃げるような対応となるだけに、国民に「菅首相の狡猾(こうかつ)さ」「政治の汚さ」を印象付ける結果になりかねない。「政権交代」「自民党下野」を現実視する識者もいる。

 

 「しっかりと総裁選をやって(党の)信頼回復につなげるべきだ」

 総裁選出馬を表明している岸田氏は8月31日夜のBS日テレ番組で、永田町で同日流れた「来週の党役員人事・内閣改造→直後の衆院解散→総裁選先送り」という情報について、こう語った。至極当然の反応といえる。

 菅首相が来週行うとされる党役員人事では、在職期間が5年以上となって権力集中への反発が強かった二階氏に加え、総裁選への出馬意欲を示した下村博文政調会長、佐藤勉総務会長、山口泰明選対委員長も交代させる方向とされる。

 刷新感を演出するため、菅首相に近く、国民的人気の高い河野氏や進次郎氏らを、主要ポストに抜擢(ばってき)することもありそうだ。総裁選出馬に色気を出している石破茂元幹事長の名前を出す報道もある。

 中でも、進次郎氏は菅首相と同じ無派閥で、ともに神奈川県選出で気脈を通じ合っている。進次郎氏は8月27日の記者会見で、「(菅首相には)『降ろすなら降ろせ!』と戦う姿勢で挑んでほしい」と猛烈に「菅支持」を打ち出した。

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