記事詳細

専門家に聞く「ワクチン接種後死亡」「2回でも感染」「3回目の必要性」の真相 接種率上げるには“アメとムチ”が必要 米国立研究機関博士研究員・峰宗太郎氏 (2/2ページ)

 「3回目接種は医療従事者などには早めに必要かもしれないが、入院や死亡を防ぐためには現時点では2回で問題ないのではないか。交差接種もファイザー、モデルナなどmRNAワクチンを接種した人には必要ないだろう。2社と比べて効果が劣る英アストラゼネカ製や中国製ワクチンなどをリカバリーする意味はある」

 40~50代の重症者も増えるなかで、さらに接種率を上げていくために、アメとムチが必要ではないかと峰氏は提言する。

 「接種しない人がいる限り、コロナ禍は長く続く。米国でも接種者にアップルのイヤホンをプレゼントしたり宝くじを提供したりする地域があるが、接種する動機付けを設けたり、逆に接種証明書がない限りイベントの入場制限や入場料、運賃を上げるなどのアプローチも考えられる。アレルギーなどで接種できない人への差別にならない措置を講じた上で実施するのはありだろう」

 今後、コロナ禍はどのような形で収束するのか。峰氏は「接種率が90~95%などになればより制御しやすくなるが、それでもリスクは残る。ワクチンは対策の一つに過ぎないことを念頭に感染対策を続け、流行状況に応じて制限に緩急をつける形が続くだろう」との見通しを示した。

関連ニュース