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岸田氏「総裁任期中に憲法改正を目指す」 自民総裁選、決選投票見据え党内保守派を意識か 女系天皇には「反対だ。考えるべきではない」

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に出馬表明した岸田文雄前政調会長が、産経新聞のインタビュー(9日掲載)で、総裁選に勝利して首相に就任した場合、「総裁任期中に憲法改正を目指す」と明言した。外交・安全保障政策でも決然とした姿勢を示している。総裁選の決選投票も見据えて、党内保守派を意識しているようだ。

 岸田氏は「緊急事態条項」新設を含む党の改憲4項目に言及し、「国会の議論を進め、国民投票に持ち込む。在任中に実現すべく最善の努力をしたい」と述べた。

 沖縄県・尖閣諸島周辺に、中国海警局の船が連日のように侵入していることについても、「海上保安庁の体制強化、自衛隊との連携は大変重要だ。必要であるならば、海上保安庁法や自衛隊法の改正も含めて検討する」と言い切った。

 台湾海峡有事は、集団的自衛権を行使できる存立危機事態に該当するとの意見もある。

 岸田氏は「国民の命や暮らしを守るために法律を適用し、具体的な対応を行う」と強調した。

 河野太郎行革担当相の「女系天皇容認論」が問題視されているが、岸田氏は「(女系天皇は)反対だ。これまでの歴史、日本人の皇室に対する見方などを考えた場合、女系天皇は考えるべきではない」と語った。

 総裁選では、いずれの候補も過半数に届かなかった場合、上位2人の決選投票に持ち越される。

 岸田氏は、党内リベラル派・ハト派として知られる「宏池会」(岸田派)会長だが、ウイングを広げたといえる。

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