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山健組、山口組と合流か? 神戸山口組から「中核組織」離脱 

 特定抗争指定暴力団「神戸山口組」(本部・神戸市)から中核組織の「山健組」(同)が離脱し、同じく特定抗争指定暴力団「六代目山口組」(同)に合流する動きがあることが捜査関係者への取材で分かった。

 「山健組」は神戸山口組・井上邦雄組長(73)の出身母体であり、歴代の山口組も支えてきた。「山健組にあらずんば、山口組にあらず」と言われた時代もあり、絶対的な勢力を誇示していた。兵庫県警は今回の動きを、「離脱」と断定しているという。

 捜査関係者によると、銃撃事件で逮捕・起訴されている山健組組長(62)が昨年7月、神戸山口組からの離脱の意向を表明。傘下の組長に同調を求め、山健組の組員が離脱する動きが出た。上納金や人事など組織運営を巡る対立が背景にあるとみられる。神戸山口組は同9月、山健組組長を除籍処分に。今年に入り、山口組、山健組両組織の幹部が会談したことが確認されているという。

 神戸山口組と山口組は2015年に分裂。対立抗争を繰り返し、死傷者も出るほど激しさを増している。兵庫県公安委員会などは昨年1月、両組織を特定抗争指定暴力団に指定した。

 神戸山口組の構成員はは昨年末時点で約1200人。今回の離脱で700人程度が組織を離れるとみられており、勢力は半減する見通し。

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