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ミュー株、ラムダ株…ワクチン効かない変異株が次々登場で日本はどうなる? (1/5ページ)

 「ワクチンは切り札」。その大号令のもと、接種が進められてきた。だが、その効果がないかもしれない、世界で次々と生まれる「変異株」に人類は打ち克てるのか--。

 ベルギーの首都ブリュッセルの中心部から10kmあまり、閑静な住宅地にある老人介護施設「テルブルグ」。この7月、その施設の入居者28人のうち7人が新型コロナに感染して死亡した。関係者に衝撃を与えたのは、死亡した全員がワクチンを2回接種していたことだった。

 悲劇を招いた元凶は、変異株の「ミュー株」だ。ミュー株は今年1月にコロンビアで最初に確認され、その後、世界40か国以上に広がった。“生誕の地”であるコロンビアでは累計12万人以上が亡くなっている。昭和大学客員教授(感染症)の二木芳人さんが言う。

 「ミュー株は感染力が非常に強く、ワクチンで得られた免疫を回避する特徴があるといわれています。ベルギーの老人介護施設で、接種が完了していた入居者が死亡したのも、この免疫回避能力の高さからだと考えられ、世界保健機関(WHO)はミュー株を『注目すべき変異株』に指定しています」

 恐ろしいことに、ミュー株はすでに日本に流入している。厚労省は、6月にアラブ首長国連邦から、7月にイギリスからそれぞれ入国した女性2人から、ミュー株が検出されたことを9月1日に明らかにした。

NEWSポストセブン

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