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自民総裁選あす告示 岸田氏、経団連に働き掛け 高市氏、スポーツ紙賑わす 河野氏、1回目投票で勝負 野田氏、16日中に最終判断

 自民党総裁選は17日告示され、29日に投開票される。岸田文雄前政調会長と、高市早苗前総務相、河野太郎行革担当相が正式に出馬表明しており、野田聖子幹事長代行は出馬に向けた詰めの調整を急いでいる。党内7派閥のうち岸田派を除く6派閥で、事実上の自主投票にする流れとなっており、各陣営による票の争奪が激化しそうだ。

 岸田氏は16日午前、経団連の十倉雅和会長と経団連会館で会談。「令和版所得倍増計画」など公約に掲げた経済政策を説明し、理解を求める。近く発足させる選対本部では、最高顧問に甘利明・党税制調査会長(麻生派)、本部長に遠藤利明元五輪相(無派閥)が就任する方向で調整に入った。

 高市氏は15日、東京・永田町の議員会館で、在京スポーツ紙各社の合同インタビューに応じ、16日紙面に「燃えるメタル女」(サンスポ)、「恩師松下幸之助氏が理想」(日刊スポーツ)、「アクセル全開!! 岸田氏 河野氏ぶち抜く」などと記事が並んだ。高市氏は取材に対し、「政策を精いっぱい訴え、戦っていきたい」と語った。

 河野氏は、知名度のある石破茂元幹事長や小泉進次郎環境相の支持を得て、決選投票に持ち込ませず1回目の投票で勝負を決する戦略。ただ、党内には、麻生政権や安倍政権で「後ろから鉄砲」を打ち続けてきた石破氏へのアレルギーが強く、足し算が引き算になる可能性もある。

 野田氏は16日中に最終判断するという。

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