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ミュー株に対抗できるワクチン量産には2年必要か 変異株に翻弄される未来 (1/2ページ)

 目下、私たちの不安を掻き立てているのが、連日報じられている新型コロナウイルス「変異株」の動向だ。昭和大学医学部客員教授の二木芳人氏が解説する。

 「ウイルスは増殖や感染を繰り返すなかで、その遺伝情報が少しずつ変異します。それにより、ウイルスとしての性質が変化したものを変異株と呼んでいます」

 インドで最初に確認されたデルタ株は、欧米や日本で主流になった。その後も立て続けにラムダ株、イータ株、カッパ株と登場している。なかでも二木氏が注目するのは、1月にコロンビアで確認され、世界40か国以上に広がった「ミュー株」だ。

 「8月、WHO(世界保健機関)はこれをVOI(注目すべき変異株)に指定しました。まだ影響が明らかでない遺伝情報の変異も見られ、デルタ株に引けを取らない強力な感染力が懸念されます。

 ベルギーではワクチン接種が済んだ高齢者のミュー株感染による死亡が確認されました。また東大などの研究チームによると、ワクチンで得られる中和抗体の効果は、ミュー株では従来株の7分の1以下に低下し、デルタ株より低いことがわかりました」(同前)

 ミュー株に対抗できるワクチンはないのか。

 「新型コロナに使われるmRNAワクチンなどの遺伝子ワクチンは、情報さえ揃えば変異に対応できるとされます。デルタ株に有効なワクチンはすでに完成したとの話も聞いています」(同前)

 ただし、その量産には時間がかかる。

NEWSポストセブン

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