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【菊池雅之 最新国防ファイル】高まる中国の圧力…九州・沖縄エリアへの展開想定か 北部方面隊が「長距離機動訓練」実施 (1/2ページ)

 6日から8日まで、北海道の防衛警備を担当する北部方面隊による「長距離機動訓練」が行われた。毎年実施しており、戦車をはじめとした陸上自衛隊の車両が、陸路や海路を使い、長距離を移動することを目的とした訓練だ。

 まず、釧路駐屯地(釧路町)を6日午後9時ごろ出発し、一般道を走行して釧路港(釧路市)を目指した。今年は3両の90式戦車のほか、99式155ミリ自走りゅう弾砲、89式装甲戦闘車などの装軌車と各種支援車両を含めると約50両もの車両が参加した。

 一度に移動すると交通渋滞を起こしかねないので、いくつかのグループに区切り、時間差で目的地を目指した。自衛隊や自治体が事前に訓練予定を告知したこともあり、沿道には見物人の姿があった。

 通常、こうした移動の際、戦車はトレーラーに積載されることが多いが、この訓練では、自走させる。そこで、道路を傷めないように戦車のキャタピラ部分にはゴムのカバーが装着された。

 釧路港に到着したのは同日午後11時ごろだった。ここから、防衛省がチャーターしたフェリー「なっちゃんworld」へと積み込む。この作業は、7日午前3時から同6時の間に実施された。そして、すぐ出港した。時間調整をしつつ同日午後3時ごろに苫小牧港(苫小牧市など)へと入港。3時半までに主力となる車両を降ろした。

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