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トヨタ豊田章男社長「EV一辺倒」に危機感の波紋 政府の「脱炭素」方針を痛烈批判 「輸出と雇用を失う」 (2/2ページ)

 ただ、日本での自動車製造は火力発電などに依存している。欧米の動きに追随してHVが規制され、EV一辺倒となった場合、「日本の車は輸出できなくなる。雇用を失うことにもつながる」と豊田氏は危機感を示す。

 日本の自動車業界による二酸化炭素(CO2)の排出量が欧米諸国よりも圧倒的に減少していることに触れ、「私たちの敵は炭素であり、内燃機関(エンジン)ではない」ともクギを刺した。

 豊田氏の発言について自動車ジャーナリストの佐藤篤司氏は「業界全体が脱炭素に向けて努力しているなか、知識なく発言する政治家に勉強してほしいという思いなのだろう。自民党総裁選を控えているだけになおさら強調しておきたかったはずだ。またサプライチェーン(供給網)に安心感も与えたかったのだろう」との見方を示した。

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