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金正恩の「ミサイル発射」北朝鮮鉄道、脱線事故で死者1千人も (1/2ページ)

 加藤勝信官房長官は16日の会見で、北朝鮮が前日に発射した弾道ミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したことについて「わが国の安全に対する深刻な脅威だ」と述べた。

 確かにその通りだ。だが、今回の発射が示した脅威はそれだけではない。北朝鮮のミサイル発射直後、当初はEEZ外に落下したと発表されていた。北朝鮮版イスカンデルと呼ばれるミサイル特有の変則軌道により、落下が困難だっただめだ。落下地点の予測が困難なら、それだけ迎撃も難しくなる。

 さらに、ミサイルが列車から発射されたことも新たな脅威を示した。北朝鮮全国に張り巡らされた鉄道網を利用し、客車や貨車に偽装した発射台にミサイルを搭載すれば追跡が難しくなり、発射の兆候を把握するのはもちろん、反撃も難しくなるからだ。

 ただし、列車型の発射台については、果たして有効な運用が可能なのか疑問もある。北朝鮮の鉄道の状態は、日本では想像もできないほど劣悪で、大量の死傷者を出す大脱線事故が繰り返されてきたからだ。

 たとえば1996年には慈江道(チャガンド)で、屋根の上にも乗客が乗るほどのすし詰めの列車が谷底に転落、乗客の多くが死亡した。死者数は1000人から5000人に及ぶとの説もある。また1989年には、平壌から穏城に向かっていた列車が鉄橋から川に落下し、数百人から1000人が死亡したとされる。

 (参考記事:谷底に広がった凄惨な光景…北朝鮮で列車が転落「死者5000人」説も

デイリーNKジャパン

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