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【歳川隆雄 永田町・霞が関インサイド】自民党総裁選 先行の河野氏は実利主義的な対応で支持者離反も 追走の岸田氏は決選投票で差すか 高市氏は瞬発力ある脚質に期待 出遅れた野田氏は序盤から不利な展開 (2/2ページ)

 総裁選の争点である、「女系・女性天皇」「核燃料サイクルの是非」で真っ向から対立する河野、高市両氏が同じホテルというのが面白い。

 では、肝心な重賞レースの勝敗の行方である。

 ハッキリと言えることは、河野氏が1回目投票で国会議員票と地方票の合計766票の単純過半数(384票)を獲れなければ、決選投票の仕組みや党内力学から、岸田氏が差し切る可能性がにわかに高まったということだ。

 党員・党友票の地方票は、事実上の「人気投票」である。世論調査・メディア報道に強く影響を受けるからだ。選挙地盤が脆弱(ぜいじゃく)な若手議員は「選挙の顔」を求めるし、世論に弱い。

 それ故に、河野氏が先頭を走っている。だが、10日の出馬会見で原発再稼働を容認したかと思えば、15日のテレビ番組では原発建て替えを否定した。

 こうした河野氏の実利主義的な対応が、「改革派」と崇(あが)めてきた支持者の離反を招くのか、これがレースの勝敗を決める。(ジャーナリスト・歳川隆雄)

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