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“前代未聞”都議会2度目の「議員辞職勧告」へ 無免許&当て逃げで書類送検の木下都議 「除名」すべきだとの声も

 7月の東京都議選中に、無免許運転で当て逃げの人身事故を起こしたとして、警視庁に先週、自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)と道路交通法違反(事故不申告など)の疑いで書類送検された木下富美子都議(54)に対し、都議会は第3回定例会が開会する28日、2度目の「議員辞職勧告決議案」を採択することを決めた。

 捜査関係者によると、木下氏は、免許停止期間中だった7月2日、板橋区内の交差点で乗用車を後退させた際、停車中の車にぶつけ、男女2人にけがをさせたまま逃走した疑いが持たれている。

 都議会は、木下氏の悪質な交通違反事案が「議会への信頼を失墜させた」として、7月23日の都議会臨時会で1度目の議員辞職を勧告した。

 木下氏は都議選当時、小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」に所属していたが、事故発覚直後に除名された。その後、1人会派「SDGs東京」を立ち上げたが、都議会をすべて欠席するなど、公の場には一切、姿を見せていない。

 そこで、都議会各会派は21日の議会運営委員会で、木下氏に対し、改めて共同で議員辞職を突き付けることを決めた。1人で2度の辞職勧告を受けることになれば前代未聞の事態だ。

 ただ、同決議には法的拘束力がない。都議会では、地方自治法135条に基づき、より強制力のある「除名」をすべきだとの声も出始めている。

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