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【有本香の以読制毒】河野氏、親族企業問題で説明不足 合弁する中国巨大企業「BOE」にウイグル人強制労働疑惑 誠実な姿勢の野田氏と対照的 (1/3ページ)

 自民党総裁選は終盤戦に突入した。河野太郎行革担当相と、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行は、29日の投開票に向けて、新型コロナウイルス対策や経済政策、外交・安全保障政策などで激しく競い合っている。ただ、ここに来て、河野氏の「親族企業と中国の関係」など、4候補の「アキレス腱(けん)」にも注目が集まっている。日本国民の生命と財産を守り抜き、軍事的覇権拡大を進める中国共産党政権と対峙(たいじ)できる「次のリーダー」は、一体誰なのか。ジャーナリストの有本香氏が「以読制毒(特別版)」で迫った。

 選挙はさまざまなものをあぶり出す。事実上、次期首相を決める自民党総裁選ともなれば、政策や思想のみで闘えるほど甘いものではない。各候補の人間性や背景までが容赦なくあらわにされている。

 今日、あえて取り上げるのは、河野氏と野田氏。保守派からはまったく支持されない両氏だが、かといって「自民党内左派」と一括りするのも間違いだということが今総裁選ではっきりした。両者の違いを知るポイントは3点。

 第1は、語り口だ。筆者は野田氏の政策に賛同するところはほぼなく、中身も残念ながら浅薄(特に安全保障)なものと感じているが、それでも男性候補2人に比べ好感度は格段に高い。

 河野氏と岸田氏が万事につけ、知識の披瀝(ひれき)の後、「検討する」「議論する」とお茶を濁すのに対し、野田氏は「自分はどうするか」を語っている。政策に賛同はしないが、政治家としての覚悟を伴う「発信力」は評価したい。

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