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金正恩、護衛司令部の指揮官を公開処刑…「秘密保持」目的か (1/2ページ)

 9月24日は、北朝鮮の金正恩総書記を直接警護する護衛司令部の創立記念日だった。デイリーNKの内部情報筋によると、奇しくもその日、同司令部隷下にあった重要部門「55処」の指揮官が、金正恩総書記の指示により公開処刑されたという。

 いったい何が起きたのか。

 55処は、平壌・万寿台(マンスデ)にある金日成・金正日の巨大銅像の直下から、同市大城(テソン)区域の革命烈士陵まで伸びる地下トンネルを管理する部署だ。北朝鮮で「史蹟坑道」と呼ばれるこの地下トンネルには、戦争勃発などの非常事態となった際、巨大銅像を収納・保管する自動化システムが構築されているという。

 われわれの感覚からすると非常にムダな仕組みに思えるが、北朝鮮においてはきわめて重要な装置と言える。

 これを管理する55処に今年1月、戦時用の照明や発電機、燃料が新たに供給された。続いて2月、指揮官の李某処長は上層部から、トンネル内部を全面的に点検・補修せよとの指令を受け、これを実行した。

 それから4カ月が過ぎた6月中旬、護衛司令部付の保衛部(秘密警察)が、55処のオフィスを急襲。李処長を逮捕し、直属の営倉管理部に拘束した。それから10日間、保衛部は李処長に逮捕容疑すら教えず、拷問を加えたという。

デイリーNKジャパン

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