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【高橋洋一 日本の解き方】岸田政権と中韓北との関係はどうなる? 党内の3A体制が続くなら大きな路線変更ないだろう (2/2ページ)

 政治的な任用である国交相と少子化担当相を除くと、財務、外務、経産、防衛、官房長官という重要ポストに経験者を充て、そのほかは初入閣となった。当面の衆院選に自民党として全力で対応するが、選挙結果では再び組閣する構えなのだろう。

 いずれにしても、外務、防衛は留任なので、岸田政権でも、当面の外交方針に変更はないというメッセージを出している。

 中国、韓国、北朝鮮との間には、冷え込んだ外交をどうするかという問題がある。菅義偉政権では、安倍政権の方針を継承したが、岸田政権ではどうするのか。対中国では民主主義国と同一歩調を取り、対韓国ではボールは韓国にあるので日本からは積極的なアプローチはしないという従来路線か、それとも新路線に転じるかだ。

 方針の変更があるとしても衆院選の後になるだろう。路線変更も選択肢としてはあるのだが、国際情勢の中でみると、それほど大きな変更はないと考えざるを得ない。

 10月12日には、オンライン形式での20カ国・地域(G20)首脳会議がある。

 また、岸田首相は衆院選の投開票日を同月31日とするため、同月30、31日にローマで開かれる対面形式のG20への出席は見送るようだ。

 いずれにしても、米国との協調路線は変わらず、対中国、対韓国で独自の路線を打ち出す余地は少ないはずだ。

 岸田政権の外交は、衆院選後に判明するが、自民党内での3A体制が変わらない限り大きな変更はないだろう。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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