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【高橋洋一 日本の解き方】衆院選までの「短命」となる100代目の首相 選挙は党で戦う姿勢を徹底、岸田カラーは勝利した後に (1/2ページ)

 岸田文雄内閣が発足したが、大臣らの顔ぶれから、首相の考えや方向性をどう読み取ることができるだろうか。

 結論からいえば、今回の岸田新内閣は、目玉やサプライズの乏しい「暫定内閣」だ。

 マスコミは岸田氏を「第100代首相」ともてはやすが、実はこの100代目は「短命」である。こう言うと、読者から、決めつけるな、どれだけ続くかは国民が決める-とお叱りを受けるだろう。

 実は、首相の就任代数は天皇陛下に任命されて総辞職するまでを形式的に1代と数えるためである。長期政権になれば、何代も重ねている。安倍晋三氏は第90、96、97、98代の首相を務め、4代を重ねたことになる。

 10月21日に衆院議員の任期になるので、今国会で解散、31日に衆院選が行われる。その後、選挙後30日以内に召集しなければならない特別国会での101代の首相の指名と皇居での親任式を行う。というわけで、100代首相は2カ月程度の「短命」とならざるを得ない。

 101代首相が誰になるか、その任期がどうなるかは衆院選次第、つまり国民の意向を反映する。そして、101代首相の下、新たな政権が作られる。となると、岸田カラーが出るのは、衆院選に勝利した後だ。

 与党の衆院選の勝敗ラインは自民党と公明党で過半数だ。負ければ政権交代なので、岸田氏は自民党総裁を辞任せざるを得なくなる。

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