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【菊池雅之 最新国防ファイル】空自輸送機部隊の大改編 第41教育飛行隊が美保基地から浜松基地に移転 教育部隊の集約がねらい (1/2ページ)

 航空自衛隊美保基地(鳥取県)には、航空支援集団・第3輸送航空隊が配置されている。この部隊は、文字通り「航空輸送」を担う部隊だ。最新の国産輸送機「C-2」を配備する第403飛行隊と、練習機「T-400」を配備する第41教育飛行隊を内包し、日本中を飛び回る。

 第41教育飛行隊では、輸送機や救難機のパイロット育成を行っている。

 空自に入隊し、パイロットを目指した場合、まずは全員が「T-7」という機体を使った初級操縦課程を受ける。その教育が終了すると、将来、戦闘機、もしくは輸送機などのパイロットになるかを決める。ここで輸送機や救難機を選ぶと、第41教育飛行隊にて約12カ月の基本操縦課程へと進む。

 その教育に用いられるのがT-400という機体だ。小型のビジネスジェット機で、ベースとなったのは、三菱重工業の「MU-300」だ。開発こそ日本が主体となって行われたが、その後、ビーチエアクラフト社が販売権と製造権を買収し、ビーチジェット400と名前を変え、米国製航空機となった。同機を軍用に改造したのがT-400だ。

 1994年にT-400初号機が納入され、美保基地に第41教育飛行隊が新編された。これまでに約500人が卒業していき、日本全国の輸送機部隊や救難部隊などへと送り出してきた。

 このほど、第3輸送航空隊が改編されることになった。今月から段階的に空中給油機「KC-46ペガサス」が配備される。これに伴い、新たに第405飛行隊が新編された。KC-46は、ボーイング社が製造し、米空軍でも2018年より運用が開始されたばかりの最新鋭機だ。

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