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「空腹で動けない」飢餓に苦しむ北朝鮮軍…金正恩も打つ手なし (1/3ページ)

 麦飯に大根のキムチ、豆もやしのスープ。かつて、韓国軍の兵士はこんな貧弱な食事で36ヶ月もの兵役に耐えていた。1日の摂取すべきカロリーは1954年に3800キロカロリーに定められたが、横流しなどで量が減り、末端の兵士の元に届くころにはすっかり目減りしていた。中身が良くなり始めたのは、韓国が高度成長の真っ只中にあった1970年代後半からだ。

 韓国軍の1960年代以前の状況よりひどいのが、2010年代の朝鮮人民軍(北朝鮮軍)だ。兵士たちは飢餓という敵との戦いを迫られ、空腹に耐えかねて、民間人の家や農場を襲撃する有様だ。

 (参考記事:北朝鮮で「覆面の武装集団」が富裕層を次々襲撃…食糧難で混乱

 そんな状況に対して、金正恩総書記が改善に乗り出した。

 金正恩氏は今年5月、「栄養状態が深刻で、訓練に参加しない人員が少なくない」という国防省後方局と軍医局の報告書を受け、栄養失調者を収容する保養所の開設を指示した。

 (参考記事:北朝鮮「骨と皮だけの女性兵士」が走った禁断の行為

デイリーNKジャパン

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