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【菊池雅之 最新国防ファイル】荒天も徐々に望みの光が…ブルーインパルス、庄内上空を飛行 新型コロナ対策にあたる医療従事者を激励 (1/2ページ)

 10月23日、航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」が、山形県の酒田市や鶴岡市など、庄内地方の上空を6機で編隊を組んで飛行した。

 「庄内空港開港30周年記念」を祝うとともに、県内各病院にて新型コロナウイルス対策にあたる医療従事者への激励が目的だ。

 さらに、「ブルーインパルス」隊長である遠渡(えんと)祐樹2等空佐が、庄内地方の中央に位置する三川町の出身であるため、故郷への凱旋(がいせん)飛行という側面もあった。

 遠渡2佐は昨年6月、第13代目隊長に就任した。同年11月に、生まれ育った三川町や高校時代を過ごした酒田市を訪問し、一躍地元の有名人となった。

 こうした経緯から、酒田市長をはじめ、庄内地方の住民から「わが町でもブルーインパルスに飛んでほしい」と熱烈ラブコールが送られることになる。それが1年越しにかなった。

 本番当日、残念ながら朝から激しい雨が降っていた。それも強風を伴い、まさに荒天といっても過言ではないほどの天気だった。SNS上では「これでは、間違いなく中止だろう」という、あきらめの書き込みが目立っていた。

 山形県の最北部に位置する遊佐町に「ブルーインパルス」が差し掛かる予定時刻は午後1時半。午後から天候回復が見込まれており、地元住民らはいちるの望みをかけて、その時を待った。

 厚い雲が覆っていたものの、徐々に太陽が顔をのぞかせる。祈りが通じたようだ。

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