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【有本香の以読制毒】戦略なき10万円支給…ドケチな岸田首相に“失望” 「カネの使い方の下手な人は、儲け方も下手」 筋金入りの「親中派」林外相人事にも落胆 (1/3ページ)

 岸田文雄首相(自民党総裁)は10日、第101代首相に選出され、第2次岸田内閣を発足させた。外相には、知米派ではあるが、政界屈指の「親中派」として知られる林芳正元文科相を起用した。岸田首相は記者会見で、新たな経済対策について数十兆円規模になると説明し、「子育て世帯に年収960万円の所得制限を設け、現金とクーポンを計10万円相当給付」「経済的に困窮している世帯や学生に10万円支給」などを示した。衆院選で勝利した岸田政権だが、その方向性や具体性は明確ではない。中国の軍事的覇権拡大が進み、コロナ禍で打撃を受けた経済再生が求められるなか、大丈夫なのか。ジャーナリストの有本香氏が喝破した。

 「カネの使い方の下手な人は、儲け方も下手」。会社員だった四半世紀前、あるカリスマ経営者から聞いた言葉である。同じことを、カリスマ経営者とは程遠いが、わりに商売上手だった筆者の亡父は「生き金、死に金」という表現でよく語っていた。

 「生き金」とは、相当の価値が出るように有効に使われる金(または使い方)を指し、「死に金」とは、役に立たないところに使う金(の使い方)である。

 いま、畏れながら、この言葉を、岸田首相に謹呈したい。

 「金儲けと一国のかじ取りを一緒にするな」と怒られるかもしれない。しかし、昨夜(10日)の第2次内閣発足を受けた会見は、あまりにもガッカリさせられるものだった。ガッカリのポイントは2点。国家経営の要諦ともいうべき、「カネと人事」である。

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