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新しい手口は“キラキラSNS” コロナ禍で姿変えたマルチ商法 第三者の紹介が疑うポイント (1/2ページ)

 連鎖販売取引(マルチ商法)をめぐる被害が後を絶たない。セミナーに人を集めて勧誘するのが従来の手口だったが、コロナ禍で舞台はインスタグラムなどSNS上に移ったという。その特徴は“ポジティブ”で“キラキラ”した投稿にあるようだ。

 東京都に住む20代男性が高校時代の同級生に異変を感じたのは、インスタグラム上の投稿だった。「2年ほど前から筋トレに励み、筋肉量の変化などを投稿するようになった。それ自体はいいことだが、投稿にはSNS経由で知り合ったとみられる“筋トレアカウント”が何人も登場し、そのどれもが共通のサプリに関連するアカウントをフォローしていた」と男性。ほかにも「友人の高級車に乗せてもらった様子を投稿したり、『仲間』とか『感謝』という言葉を多用するようになった。本人は楽しそうだが、人が変わってしまったと感じる」と続ける。

 昨年、男性はこの同級生から「紹介したい人がいる」と連絡を受けた。「待ち合わせた喫茶店に現れたのは40代くらいの男性で、尊敬しているビジネスマンだという。『仕事もプライベートも受け身になってないか』など自己啓発的な話題に終始し、面を食らってしまった」と振り返る。商品やビジネスの勧誘を受けることはなかったが、同級生とは距離を置くようになった。

 国民生活センターによると、2018~20年にかけての「マルチ取引」をめぐる相談件数は、年間約1万1000件前後で推移している。

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