記事詳細

木下富美子都議辞職へ 選挙区である板橋の商店街まで「辞めろ」一色だった (3/4ページ)

 「政党も無責任ですよ」

 都ファは早々に党員資格停止処分、のち除名としたが逆に木下都議は誰に文句を言われることなく都議でいられる状態になってしまった。自分一人で立ち上げた会派「SDGs東京」の代表でもある

 「あんなの早く辞めさせなきゃだめですよ」

 話を聞いていたのか一人で呑んでいた高齢男性が混ぜっ返してくる。聞けばギリギリ当選の共産党支持者ということで木下都議に反発するのはもっともな立場、しかし木下都議でなければ自民党のダブル当選だったかもしれない。

 「しょうがないですよ、あんなのよりはマシですよ」

 苦虫を噛み潰すが共産党支持者に自民党のほうがマシとまで言わせるほどに嫌われた木下都議、当たり前だが評判は散々だ。場所を移して板橋区役所前。

 「悪い人には見えなかったんですけどね、わかっていればねえ」

 都営三田線のエレベーターで二人組の女性に話を聞く。二人とも木下議員に入れたということでようやく正直に話してくれる人と出会った。かつての印象はよかったという。

 「事故なんだからちゃんと言って謝ればよかったんですよ」

 彼女たちは少し同情的だ。思えば木下都議、2017年の初当選では39230票を集めてのトップ当選だった。都民ファの東京都議団副幹事長を務め、その気さくさと親しみやすさから地元の受けもよかったという。

 「いまじゃ板橋の厄介者みたい、辞めたほうがいいと思います」

 率直に話してくれたが、やはり同情はあっても議員でいることには否定的だった。この後も木下都議の事務所のあるマンション周辺まで聞けそうな区民に訪ねたが、全員「辞めて欲しい」だった。少ないサンプルとはいえ「全員」はなかなかない。

NEWSポストセブン

関連ニュース