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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】林外相の訪中実現なら…世界は「日本は中国に取り込まれた」と受け取る 自由主義陣営から“媚中政権”として見放される (1/2ページ)

 日本で新型コロナワクチンの1回以上の接種率は約80%だ。12歳未満が接種対象でないことを考えれば、ほとんどの国民が接種に協力している。今もマスクを着用しなければならない生活は続くが、現時点で新規感染者数を押さえ込むことはできている。日本人の感染症に対する意識の高さは、本当に素晴らしい。

 そろそろ、日本で1万8000人以上、全世界で514万人を超える犠牲者を出した、コロナの“元凶”がどこにあるかについて、改めて冷静に考えてはどうか。

 マスク1つをとっても、コロナが最初に日本で感染拡大した昨年春、中国からの輸入に頼っていたため不足し、大混乱した。中国はそれをよそ目に、世界各国にマスクや医療物資を提供することで、外交関係を自国に有利にする「マスク外交」を展開した。

 さらに、民主化運動が活発だった香港では、コロナ対策として、集会を禁止するなどして、香港市民の「自由」「民主」「人権」などを奪った。

 世界がコロナに苦しむなか、中国だけは疫病を最大限、外交やプロパガンダ、市民弾圧に利用したのだ。いまだ発生源に関する疑念も拭われていない。この事実を忘れてはならない。

 にも関わらず、政界屈指の「親中派」とされる林芳正外相は21日のフジテレビ系番組で、日中電話外相会談(18日)で王毅国務委員兼外相から訪中を打診されたことを明かし、同日のBS朝日の番組では、「(訪中の)調整はしていこうと」と前向きに語った。この発言には耳を疑う。

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