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【菊池雅之 最新国防ファイル】日中露の航空機が顔をそろえる珍しい機会 ドバイ・エアショー2021 (1/2ページ)

 2年に一度、アラブ首長国連邦のドバイで、中東最大の航空・軍事見本市「ドバイ・エアショー」が行われている。会場となるのは、ドバイ中心部から30キロほど離れた場所にあるアール・マクトゥーム国際空港だ。

 2021年の今年は開催年に当たり、11月14日から18日まで実施された。出展企業は1200社以上、展示される航空機は160機と、中東最大規模を誇るとともに世界有数のトレードショーでもある。

 日本も17年より、「C-2」輸送機を航空自衛隊美保基地(鳥取県)より派遣し、売り込みをかけている。今回で3回目の派遣だ。現地では「カワサキC-2」の名で看板が掲げられている。

 海外では、オートバイの販売実績の高さから、カワサキの知名度は高い。「われわれのブースに訪問されたお客さまの中には、バイクの質問ばかりする人も多い」(川崎重工関係者)といい、C-2のセールストークには結びつかないこともあるそうだ。

 防衛省も幹部を送り込み、各国軍高官らにプレゼンテーションをした。その筆頭として、井筒俊司航空幕僚長(空将)もドバイ・エアショーに参列した。

 C-2見学者には、エアショー限定のワッペンを配った。そこには、美保基地のある山陰地方に伝承される神話「因幡の白うさぎ」にちなんで、大国主命(おおくにぬしのみこと)とウサギが描かれている。「『なぜ、ウサギなのか?』という質問が多く寄せられるが、唐突にウサギやサメが出てくる神話を、英語でどう説明すべきか頭を悩ませている」(空自隊員)と語った。

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