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【菊池雅之 最新国防ファイル】日中露の航空機が顔をそろえる珍しい機会 ドバイ・エアショー2021 (2/2ページ)

 屋外では、各社が実機を飛ばしてプレゼンテーションを行っている。軍用機だけでなく、民間機も多く出展しており、ボーイング社は次世代旅客機「777X」で、連日アクロバチックな飛行を行った。

 その中にC-2の姿もあった。離陸してから、会場上空を低空で飛行し、存在感を示した。

 もう一つ、注目されている機種があった。中国の高等練習機「L-15」だ。価格の安さからアフリカ諸国など中小国軍は興味を示している。ザンビア軍やベネズエラ軍に導入され、さらに販売促進に入れているところだ。

 ロシア空軍は、6機編隊の「スホーイ30」でアクロバットを行う「ロシアン・ナイツ」を参加させた。巨大な機体での大迫力な演目の数々に来場者は魅了された。また、最新鋭ステルス戦闘機「スホーイ75」の展示も行った。

 こうして、日中露の航空機が顔をそろえるのもなかなか珍しい。これも「ドバイ・エアショー」ならではの光景だ。

 地元のUAE軍も負けてはおらず、戦闘機「F-16」や、アクロバットチーム「アル・フルサン」などを飛行させ、会場を沸かせた。次回は23年11月12日から16日にかけて行われる。

 ■菊池雅之(きくち・まさゆき) フォトジャーナリスト。1975年、東京都生まれ。講談社フライデー編集部を経てフリーに。陸海空自衛隊だけでなく、米軍やNATO軍、アジア各国の軍事情勢を取材する。著書に『自衛隊の戦力-各国との比較』(メディアックス)、『陸自男子-リクメン』(コスミック出版)など。

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