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飲食店「満席」へ忘年会で巻き返し戦略 「開催しない企業」7割超も独自の取り組み 関西では割引、イベント開催 (2/2ページ)

 JR新橋駅前の「根室食堂 新橋店」では、夕方にはリタイア組や仕事終わりのスーツ姿の客が顔をそろえていた。座席の間隔も余裕をもたせて案内している。平山徳治店長(49)は「大人数よりも当日の3~4人の予約が多い」といい、「10人以上の予約が入ったら、貸し切りにする」と話す。

 店を訪れていた営業職の男性(40)は「所属部署では、取引先に迷惑をかけないように、飲み会は4人以下、2時間までと決めている。忘年会や飲み会は、部下に仕事の情熱を伝える上でも重要なツールになる」と同僚と顔を見合わせる。

 仕事を引退し、夕方から杯を傾けていた男性(80)は「忘年会はサラリーマンの1年の締めくくり。仲間を仲間として認め合う大事な場だ」と憂えていた。

 関西では、大阪府が飲食店の利用は1テーブル原則4人以内という府民への呼びかけを12月末まで延長する。京都府と兵庫県は人数制限の要請を取りやめた。

 大阪市商店会総連盟などは12月1~15日に「あきないグランプリ にぎわいマル得バル」を開催する。黒門市場商店街やなんさん通り商店街、千日前道具屋筋商店街の対象店舗でテークアウトを対象にビンゴスタンプラリーを開催する。

 なんさん通り商店会事務局は「ドリンクの割引など個別に取り組む店もあるが、チラシなど宣伝費をかけられない状況もある。商店会としては総連盟のイベントに参加したり、GoToに向けた計画を練っている」と話していた。

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