ロト6を利用した詐欺が横行中 「特別ルートから当選番号入手」と持ち掛け…

2013.06.18


ロト6【拡大】

 最近、宝くじがらみの詐欺事件が頻発しているが、中でも、ロト6を利用した手口が横行している。ロト6とは、43個の番号から自らが数字を選択して買うことができるクジで、選んだ6つの番号がすべて当たると1等になり、理論上の配当金は1億円になる。ちなみに、数字が3つ当たると5等で1000円がもらえる。

 今年に入り、50代の女性のもとに情報提供業者から電話がかかり、ロト6の当選番号の情報を教えるといわれ、総額1500万円ほどをだまし取られている。その際、業者は、その日に抽選が行われた1等の当選番号を女性に伝え、翌日の新聞でその番号が正しいかを確かめさせている。

 この女性は、朝刊に当選番号が載っていたため、業者の話を信じてしまったが、ロト6の場合、当選番号はすぐにウェブ上で公開されるようになっている。この詐欺では、普段ネットをあまり利用しない人が狙われる。

 また、この手口では複数回にわけて、金を振り込ませるのも特徴だ。先の女性は、17回にわたってお金を振り込んでおり、同様な手口で被害に遭った福島県の男性も、情報提供業者に8回にわたって、保証金の名目で約2700万円をだまし取られている。

 この手の悪徳業者は、クジの抽選機を操作して当たり番号が出せるといい、事前にその当選番号を特別なルートを使って入手できるというのだ。ただし、この情報は他言無用で、絶対に第三者へ情報漏洩(ろうえい)しないように釘をさされる。

 時に、あなたには守秘義務があると言い、書面を提出させる場合もある。それゆえ、被害者は誰にも相談できない状態になり、業者の言われるままに金を振り込み続け、被害金が高額になってしまう。

 消費者が、もし業者とのやりとりを誰かに相談すると「あなたは重大な情報漏洩問題を起こした」「会社に損害を与えた」といって脅しをかけてくる。しかし、ひるむ必要はない。

 そもそも不正な情報をもとに金を得るような、違法性を問われかねない行為を守秘する義務はないからだ。これはあくまでも、周りへの連絡を絶つための手段に過ぎない。個人情報保護が重要視されるなか、それを逆手に取る詐欺の手口が増えてきている。

 ■多田文明(ただ・ふみあき)1965年生まれ。ルポライター。詐欺・悪徳商法を数多く潜入取材。洗脳・カルトにも詳しい。9月に新著「おいしい話に、のってみた “問題商法潜入ルポ”」(扶桑社)刊行。

 

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