早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校は、東京都中央区の京華スクエア(旧京華小学校)の3階部分を活用して2001年に開校した。建物は廃校になった小学校の校舎を活用したもので、昭和初期に完成したレトロなもの。
講座の内容は八丁堀の地域性を踏まえた講座を中心に、年間約500講座を開講。昼は歴史や文学など教養を学ぶ講座が中心で、夜間はビジネススキルアップ講座や語学講座が中心となる。
歴史や演劇・映像、芸術などのテーマで学ぶ「江戸・東京」分野は八丁堀校ならでは。「江戸の数学、和算で遊ぼう!」(全8回・1万9000円)など視点がユニークだ。
さらに健康知識が身に付く「心と体のケア」、暮らしを豊かにする「生活」、早稲田のネットワークを生かして教養を学べる「総合」のほか、「ビジネス・資格」「外国語」など6分野がそろう。
各分野とも内容が充実しているが、ビジネス系と語学の豊富さが特に目立つ。「怒らない技術−人生や仕事を劇的に変えるアンガーマネジメントのすすめ」(全1回・1万1000円)などは、ぜひ学びたいという人も多いのでは。また、シニア向けの英会話クラスがあるなど、108講座をラインアップする外国語分野も充実している。
地下鉄の八丁堀駅A3出口から徒歩1分とアクセスが便利な点も魅力だ。
なお、早稲田大学エクステンションセンターでは3校目となる中野校が来春に開校予定。こちらにも注目が集まっている。
◆早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校東京都中央区八丁堀3の17の9京華スクエア3階(電)03・5117・2073
※申し込みはインターネット、電話または窓口で。夜間と日曜の講座のみFAXでも申し込み可。会員制で入会金は8000円。4年間ごとに更新し、更新料は6000円。