集金人を装う詐欺に注意! 電気・ガスの検針票で料金請求

2013.07.23


玄関のドアを開けるときも慎重に【拡大】

 近年、集金人を装って訪問し金を騙し取る手口が相次いでいる。昨年11月、電力会社の集金人を装って女性宅を訪問した男が「電気料金2カ月分の支払いが滞っているので、3万円を払ってほしい。払わなければ、電気を切る」と脅して金を騙し取ったとして、大阪府の岸和田署により逮捕されている。

 またガスや電気会社の社員を名乗り、集金の名目で金を騙し取るケースも多い。

 その時、本物の集金人であることを信じさせるため、ポストに入っている電気やガスの「ご使用量のお知らせ」を勝手に取り出して、それを見せて金を要求する。しかしながら、そうした検針票で集金することはない。そもそも事前の連絡もなしに、突然の訪問で集金を行うことは、基本的にはありえないと考えてよいだろう。

 また今年に入り、新聞販売店員を装って、男性宅を訪れ「新聞の集金を2、3カ月分先に支払えば安くします」と嘘をつき現金8000円を騙し取ったとして、警視庁は40代の男を逮捕した。都内では同様な被害が相次いでおり、この男による犯行は100件以上に上るとみられている。

 こうした「料金を前払いにすると、料金が割引になる」という手口もよくありがちなので、お得感をあおられて金を出すことがないようにしたい。それに新聞勧誘員であれば「新聞セールスインフォメーションセンター」から発行された「新聞セールス証」か、販売所の人であれば従業員証を携帯して戸別訪問することになっているので、そうした身分証を提示させて、身元確認することを忘れてはならない。

 このほかにも市役所職員を名乗り「未納の国民健康保険料の集金に来た」といってきたり、水道局職員をかたり「水道料金が滞納となっている」と訪問してくる場合もあるが、未納、滞納の証明になるものを必ず見せてもらうようにする。

 いずれにしても、集金人であれば携帯しているはずの身分証を提示してもらい、できればその内容をいったん控えて、再度訪問してもらうように依頼する。被害が数千円と比較的低い金額だと泣き寝入りしがちだが、詐欺行為を広げないためにも少額であっても警察に通報しておきたい。

 ■多田文明(ただ・ふみあき) 1965年生まれ。ルポライター。詐欺・悪徳商法を数多く潜入取材。洗脳・カルトにも詳しい。9月に新著「おいしい話に、のってみた “問題商法潜入ルポ”」(扶桑社)刊行。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!