資料、サンプル請求商法 カタログ届ける口実で訪問も

2013.09.10

 高額な商品やサービス契約をしようとするとき、私たちは事前にパンフレットや無料サンプルを電話やネット、はがきなどを通じて取り寄せることがある。業者のなかにはこうした資料やサンプル請求を利用して悪質な勧誘を行う者もいる。

 女性がかつらのカタログを取り寄せようと、電話で資料請求をしたところ、業者から「訪問して説明をさせてほしい」と言われたので了承した。するとその日のうちに販売員が訪れ、頭のサイズを測るなどして、女性は断れない状況に追い込まれ、60万円を超える部分かつらの契約をさせられたという相談が消費者センターに寄せられている。

 しかも、業者のカタログには価格の表示がなく、販売員も値段に触れないまま、契約話を進めていた。契約前に値段の確認をすることは必須事項である。悪質な業者になると、そもそも資料を送るつもりはなく、カタログを届けるという口実で訪問してくる場合があるので、安易に訪問への同意はしないようにしたい。

 また、東京都は語学教材を申し込むとき、広告内容や送付物をしっかり確認するように注意喚起している。未成年の女の子が語学教材の無料サンプルを申し込んだが、それを開けないうちに、何度も教材が届いた。親が開けてみると、初回だけが無料で、後は自動継続での契約になっていた。

 あるいは消費者が英会話の無料CDを電話で資料請求して、しばらく開けずにいたところ、後日、請求書が届いたなどの事例もある。無料サンプルとともに有料の教材が入っていて、不要であれば一定期間内に返送するようになっていることもある。無料サンプルの裏には、さまざまな業者の思惑が隠れているので、送られてきた商品は放置せず、必ず中身を確認しよう。

 この他にも、ネットで在宅ワークの求人募集を見て資料請求したところ、業者から電話がかかり「入力の仕事をすれば、月に○万円のお金が稼げる」などと説明されて、高額な契約をした。しかしいざ仕事をしてみると、勧誘時に言われたようなお金は稼げず、業者とトラブルになる場合もある。

 安易な資料請求から、さまざまな高額な契約に巻き込まれるケースがあるので、注意が必要だ。

 ■多田文明(ただ・ふみあき) 1965年生まれ。ルポライター。詐欺・悪徳商法を数多く潜入取材。洗脳・カルトにも詳しい。9月に新著「おいしい話に、のってみた “問題商法潜入ルポ”」(扶桑社)刊行。

 

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