国際化教育に力を入れている大学ランク トップは国際教養大

2013.10.11

 今週は、高校の進路指導教諭が勧める大学で、「国際化教育に力を入れている大学」を紹介する。指導教諭に5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント……として集計した。

 トップは国際教養大。2004年に開学し、芸術科目から体育まで授業はすべて英語で行われる。1年次は全学生が外国人学生と寮生活を送り、1年間の留学が必須。学費の安い公立大ということもあって、秋田の都市部から離れた地に設置されているにもかかわらず人気は全国区だ。

 今年の合格者の出身高校を見ても、1位・明和(愛知)6人、2位・筑紫丘(福岡)4人で、秋田から遠いところから受けに来ている。

 高校の進路指導教諭も「入学段階で学生に目指す方向を示し、十分に教育している」(東京・都立高)、「入学した学生の語学力や行動力が素晴らしく伸びる」(滋賀・県立高)と評価は高い。

 予備校の入試担当者は「24時間、図書館が開いているなど日本の大学らしくなく、米国の地方大学のようなところが人気の理由でしょう。就職実績も高く、世界で活躍したいなど志望が明確な受験生にお勧め」と話す。

 国際教養大を含めた上位5大学は、昨年「グローバル5大学連携協定」を締結した。この協定は日本の高等教育のよりいっそうのグローバル化推進を目指している。

 6位の東京外国語大は昨年、外国語学部を言語文化と国際社会の2学部に改編した。外国語系の学部より、受験生の人気の高い国際系学部に改編した。

 NHKの大河ドラマ『八重の桜』で知られる、新島襄が創立した同志社大も、11年にグローバル・コミュニケーション、今年はグローバル地域文化学部を新設。国際系学部の新設が評価されている。ランクに受験生に人気の慶應大が入ってこないのは、国際系学部が設置されていないことに理由があるようだ。

 ただ、国際系学部が人気だからと言っても、卒業までのハードルは高い。予備校の講師は「入学後、高い英語力を求められますから、一定レベル以上の学力がないと苦労するのではないでしょうか」と話している。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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