“世界トップクラス”勢ぞろい! 群馬の“もうひとつの顔”を堪能

2013.11.22

連載:旅日和

 群馬県といえば草津、水上、四万などの温泉郷が有名だが、実はここは知る人ぞ知る、硬軟取り混ぜた“世界トップクラス”が勢ぞろいしている地でもある。今回はそんな群馬の、もうひとつの顔を紹介しよう。 (冨安京子)

 【県立ぐんま天文台】

 注目のアイソン彗星が地球に最接近するまで、あと8日。双眼鏡などでは明け方、東南東の空に姿を見ることができるが、天文台では、「アイソン彗星写真コンテスト」を行っている。彗星写真の募集期間は来年2月16日まで。腕に覚えがある人は、ぜひ応募しよう。

 また、土日祝日の夜間観望会も人気だ。日本最大級の150センチ望遠鏡と65センチ望遠鏡で、惑星や星雲などの観察ができる。「65センチ望遠鏡で見る昼間の星の姿観察会も参加者が多いものです。問い合わせていただければ対応できますよ」(同天文台)。

 見どころはまだある。玄関先の、英ストーンヘンジを再現したストーンサークル。二十四節気の日の出と日の入りの方角が正確に分かるそうで、秋分間近の取材当日には、草津方面の、地平線へと垂直に落ちる夕日の眺めを堪能した。問い合わせ(電)0279・70・5300

 【チャツボミゴケ】

 草津温泉は自然湧出量毎分3万2300リットル以上を誇る。神経痛や皮膚病にいいといわれているが、泉質は魚や昆虫などは棲めないほどの強酸性(硫酸酸性泉)だ。

 「ところがその強酸性の水質を好む、淡緑色のチャツボミゴケの大規模群生が見られる場所があるのです」と胸を張るのは、中之条町の折田謙一郎町長。六合(くに)地区にある「チャツボミゴケ公園」内の「穴地獄」と呼ばれる一帯で、コケは同町指定天然記念物になっている。

 チャツボミゴケは、世界に1万8000種あるコケ類の中でも最も高い耐酸性を示す。秋田県の玉川温泉、後生掛温泉、熊本県の垂玉温泉などにも分布するが、穴地獄の規模は世界トップクラスだとか。

 今、町では専門家をまじえてその生育についての調査を開始。地球誕生の謎ともリンクした、世界初の報告が聞ける日が近いかもしれない。(電)0279・75・8814

 【バイク博物館】

 浅間山の溶岩流跡「鬼押出し」は知っていても、その一角にあるNPO法人浅間ミーティングクラブ協力運営の「浅間記念館(通称バイク博物館)」(長野原町)を知る人はあまりいない。

 ここは1950年代、国産オートバイの性能を世界レベルに引き上げるための激烈なレースが行われたところ。ホンダ、ヤマハなどメーカーも参加し、計3回のレースを経てロードレース世界選手権中、最難関とされる英マン島の「TTレース」に参加した。ここでは初出場のホンダがメーカーチーム賞を獲得したそうだ。

 今、博物館には幻の名機「陸王」など39台のバイクが整然と陳列され、そうしたオートバイの歴史を雄弁に物語っている。火山博物館兼用(電)0279・86・3000

 

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