自動車売買でのトラブル多発 中古車契約、翌日キャンセルで高額解約料

2014.02.11


中古車の売買にはトラブルが起きやすい(写真と本文は関係ありません)【拡大】

 4月に消費税が上がる前に、自動車を購入しておくべきかを悩んでいる人もいるかもしれない。車を少しでも安く買いたい、高く売りたいという気持ちにつけ込んで騙そうとする手口には注意が必要だ。

 昨年、自動車販売会社を経営する男が、熊本県の自動車販売会社の社長に、試乗用の新車を安く買えると話を持ちかけ、2000万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で警察に逮捕されている。このほかにも、この男に車の代金を払ったのに納車されないといった被害が相次いでおり、被害総額は2億円を超えるといわれている。

 また、自動車販売会社の社員だった男が、中古車の買い付けを頼んだ和歌山市内の男性から金を騙し取ったとして、逮捕されており、車の売買に関する詐欺が横行している。

 国民生活センターには、さまざまな中古車関連のトラブルも寄せられている。車の売却サイトで見積りをしたら業者から電話があり、口頭で契約した。後に、キャンセルを申し出ると1万円を請求されたというものや、40代男性が展示会で、今日だけのお得な価格だといわれて、70万円の中古車を契約した。翌日にキャンセルすると高額な解約料を請求されている。

 知っておきたいのは、車の売買契約はクーリング・オフの対象外で、無条件の契約解除はできないことだ。もし契約後にキャンセルすると、違約金や解約料を請求されることもある。それゆえ、契約前には解約などの条項をしっかりと確認しておこう。またネット上の業者から中古車を購入したが、納車から10日後にエンジンが掛からなくなった。修理費はどちらが負担をするべきかという相談もある。

 中古車の場合、ただでさえ見た目にも不具合はわからないのに、ネットでの購入となるとさらにトラブルが起こりやすい。できるだけ修理・点検で持ち込みやすい自宅近くの店を選び、アフターサービスについても納得できるような信頼のおける店で契約をするべきだろう。

 もしトラブルに遭った場合、消費者センターだけでなく、(社)自動車公正取引協議会や(社)日本中古自動車販売協会連合会でも相談を受け付けているので、1人で悩まずに相談したい。

 ■多田文明(ただ・ふみあき)1965年生まれ。ルポライター。詐欺・悪徳商法を数多く潜入取材。洗脳・カルトにも詳しい。新著『迷惑メール、返事をしたらこうなった。』(イースト・プレス)刊行。

 

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