田舎のお家に泊まろう 岩手と宮城の農家漁家民宿体験

2014.02.21

連載:旅日和


農家民宿「ほろはの家」は築150年の古民家を改修【拡大】

 東日本大震災から3年、東北の復興と活性化を願って復興庁の支援を受けて起業した「百戦錬磨」の旅行サイト「とまりーな」は、田舎に暮らす人々と、田舎を楽しみたい、田舎を作りたいと思う人々の架け橋となるベンチャーだ。この冬スタートしたサイトが提唱する体験型民宿の実力を探るべく岩手県と宮城県を取材した。(文・写真 板倉あつし)

 岩手県一関市の農家民宿「ほろはの家」は、たばこ栽培と養蚕を手がけた農家の築150年の古民家を改修した宿泊棟が自慢。厨房(ちゅうぼう)、風呂、水洗シャワートイレは新築で清潔このうえなし。宿の庭先の牧場は山のかなたまで広がり、爽やかな空気のなか、子牛とのふれあいも体験できる。

 ここ大籠地区には隠れキリシタンの歴史資料館があるのも興味深い。江戸時代の初め、「たたら製鉄」と「キリスト教」で栄えたが、幕府の禁教令によって300人以上が殉教(処刑)した悲しい歴史がある。山中には祈りの洞窟や殉教の史跡が点在しており、ご主人の畠山満さんが解説付きで案内をしてくれる。

 食事は正統派田舎料理で、自慢は郷土料理の「はっと」。これはスイトンのことで、練ったダンゴを引き伸ばして千切っては鍋に投げ込んだことから「取って投げ」とも呼ばれている。地の野菜や肉がタップリ入ってうまい。1泊2食6500円で宿泊できる。

 【どぶろくざんまい】

 一関市のもう1軒は、フラワーガーデン&どぶろく工房の「観樂樓」。コチラも築130年の古民家で、2013年にどぶろく特区の認定を受けた農家民宿だ。「どぶろく仕込み体験」をはじめ、5月には山菜採り(フキ、ウド、タラの芽、コゴミ、セリ、ミツバほか)。6−7月つつじやサツキの剪定(せんてい)体験、10月にはクリ拾いも用意されている。

 ご主人の佐藤静雄さんは多彩な趣味人で、三味線、民謡、造園、剪定、フラワーガーデン「観樂樓」の花木を1人で剪定している。宿泊定員は8人までと家族づきあいのできる範囲に絞っているのも面白い。

 【海の幸ざんまい】

 津波で甚大な被害を受けた宮城県の南三陸町で、高台に建っていたために被害を逃れ、避難場所としても活躍したのが漁家(ぎょか)民宿「やすらぎ」だ。

 冬場はサンマ漁で太平洋を駆けめぐるご主人、三浦義彦さんが案内してくれる体験メニューはつり船「信成丸」での船釣り(冬場ならものすごい引きが楽しめるマダラ、高級魚ヒラメも良く釣れる)、漁体験、ワカメ収穫、遊覧体験と豊富。

 夕食はログキャビンのいろりで食べる豪華版海の幸コース。タイやヒラメ、ホタテほか分厚い刺し身盛り合わせ、タコ、イカ、ホタテ、カキ、アワビの炭火踊り焼き(私は刺し身にしてもらったが、抜群の歯応えと磯の香りに大満足)、三陸ワカメとメカブのしゃぶしゃぶ、ナマコの酢の物ほか珍味盛り合わせ、タラ汁など驚きのボリュームだ。

 清潔な客室に、風呂も広々としていて旅館の半額以下の9800円。漁師の宿の実力にとりこになる客が多いのも必然だ。

 【問い合わせ】田舎のお家に泊まろう応援サイト「とまりーな」でウェブ検索

 

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