小保方さん、疑惑の温床はどこに? “躍進”を語るに欠かせない5人の大物 (2/2ページ)

2014.03.19

 11年、米国から帰国した小保方氏が頼ったのは、当時、理研の発生・再生科学総合研究センター(CDB)にいた若山照彦山梨大教授(46)だった。

 若山氏は核移植に必要な「マイクロマニピュレーター」の名手で、世界初のクローンマウスを作製したことで有名だ。

 論文への疑義が浮上しても小保方氏を擁護する姿勢を貫いてきたが、博士論文からの画像流用が発覚し「信用できなくなった」と吐露。3月10日、論文撤回を真っ先に呼びかけた。

 若山氏が12年に山梨大に移ると、小保方氏は理研の笹井芳樹CDB副センター長(52)とともに研究を進める。

 今回のキーパーソンとも評される笹井氏は、受精卵から作られた万能細胞「ES細胞」の第一人者。1998年に新設された京大再生医科学研究所の教授に36歳の若さで就任したエリート中のエリートとして知られる。

 科学ジャーナリストは「再生医療の応用研究でノーベル賞に最も近い人といわれていたが、2006年に同じ京大の山中伸弥教授がiPS細胞を発表し、一気に立場が逆転した。そこに現れたのがSTAP細胞をひっさげた小保方さんだった」と話す。

 山中氏への“対抗心”は1月28日の発表会見でも露呈。笹井、小保方両氏が作成したSTAP細胞とiPS細胞を比較する資料が配られたが、この資料は「誤解を招く表現があった」として今月18日に、理研が撤回する事態に追い込まれた。

 他の共著者たちと比べて関与も大きく、「画像流用などが発覚したSTAP細胞論文だが、実は論文英語が非常にこなれている。博士課程を終えて3年の小保方さんには到底無理で、笹井さんが主に執筆したと考えるのが普通」と関係者。

 小保方氏と笹井氏の二人三脚ぶりを「理研内では、酸素(O)と硫黄(S)の結合に擬えて『OS結合』と呼んでいた」と話す理研関係者もいる。

 常田氏以外はいずれもSTAP細胞論文の共著者。ノーベル化学賞受賞者で理研の野依(のより)良治理事長は「未熟な研究者」と小保方氏を斬り捨てたが、オトコたちの責任も免れない。

 

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