経営破綻したゲームソフト制作会社「インデックス」(東京都世田谷区)の粉飾決算事件で逮捕された、同社会長の落合正美容疑者(54)と、妻で社長の落合(旧姓・小川)善美容疑者(48)。関係者によれば、2人は長い不倫関係の末に夫婦になったとされ、IT業界では有名ないわく付きカップルだった。やり手女性経営者との名声を得た一方で、「いちずな女」とも評される善美容疑者。司直の手に落ちるまでに何があったのか。
インデックスは1995年に設立し、その後、落合容疑者が社長に就任。98年、総合商社「日商岩井」(現双日)時代の部下だった善美容疑者が入社し、ビジネスパートナーとなった。
「善美容疑者は細身だが、手足が長く胸があってスタイルがいい。日商岩井時代は落合容疑者には妻子がいたが、善美容疑者との親密な関係が噂されることがあった」(業界関係者)
善美容疑者は99年に携帯のiモードサービス「恋愛の神様」をヒットさせるなど頭角を現し、34歳で副社長、37歳で社長に出世。「善美容疑者はすごい野心家。脇が甘く仕事も適当なところがある落合容疑者を一橋大出身でクレバーな善美容疑者が支えている感じだった」(IT関係者)という。
周囲をあっと驚かせたのは、2007年2月のこと。「公然の秘密」とされていた2人の関係が「入籍」という形で公にされたのだ。インデックス関係者は、当時の善美容疑者の幸せそうな様子が印象に残っているという。