埼玉・秩父地区 60年に一度の総開帳に手軽な“プチ札所巡り”

2014.05.30

連載:旅日和


秩父札所1番の四萬部寺を訪れた参拝客【拡大】

 東京・池袋駅から西武鉄道「特急レッドアロー号」に乗って最短78分で行ける埼玉・秩父地区。西国33カ所、坂東33カ所と合わせて「日本百番観音」と数えられている秩父札所34カ所が総開帳の年を迎え、観音様を祀(まつ)る霊場を巡る「札所巡り」を楽しむ人々でにぎわっている。 (磯西賢)

 総開帳は普段は閉じられている各寺の厨子(ずし)の扉が開かれ、ご本尊とお手綱でつながれる期間。開帳は観音様の眷属(けんぞく)である馬にちなんで12年ごとに行われているが、今年は780年前の札所開創と同じ甲午(きのえうま)歳にあたり、60年に一度の特別な総開帳なのだ。

 素朴な風土に培われた秩父の札所は、古くから庶民の信仰を集めてきた。34カ所すべてが他県をまたがずコンパクトに集中しており、1番の四萬部寺(しまぶじ)から34番の水潜寺(すいせんじ)まで、1巡しようとするとその距離約100キロ。13年前から各札所の案内を続けている霊場案内人の内田賢一さんによると「34カ所すべてを歩いて回ろうとすると、7〜8日間くらいはかかるでしょうね」という。

 同地区は2011年にフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」ほかで放送され、昨年には劇場版も公開された青春アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の舞台でもある。このため、最近は作品ファンである若者が、ゆかりの地を巡る「聖地巡礼」のため訪れることも多いそうだ。

 総開帳の時期に合わせて、西武秩父駅に隣接する「お食事処 仲見世」では、期間限定メニュー「開運わらじかつ丼」(1000円)を提供している。丼からはみ出るほど大判のロース肉と柔らかいヒレ肉を使用したボリューム満点の一品。見た目のインパクトもさることながら、金箔(きんぱく)とおみくじがついており、ありがたさもたっぷりだ。

 日帰りもいいが、せっかくなら宿泊したい…という人には、古風で落ち着いた雰囲気のある「赤谷温泉 小鹿荘」がオススメ。地元素材を生かした郷土料理を、いろりを囲みながら味わえることで人気のお宿だ。予約をすれば西武秩父駅から出ている送迎バスも利用できる。弱アルカリ泉で美肌効果もある露天風呂に日本庭園を眺めながらゆっくりとつかれば、歩き疲れた体も心もホッコリと癒やされる。

 総開帳の期間は11月18日まで。土日祝日には西武観光バスの「ちちぶ巡礼バス」が主要札所や開運パワースポットとしても有名な秩父神社など、観光名所を巡るので、手軽な“プチ札所巡り”を楽しむのもいい。開運の街、秩父の小旅行を堪能しよう。

 

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