生損保に就職者の多い大学ランク 銀行同様に私大がベスト10独占

2014.09.12

 今週は、生命保険・損害保険会社に就職者が多い大学ランクを紹介したい。このランクは、大学通信が各大学に企業別就職者数をアンケートした中から、生保の日本生命、明治安田生命、第一生命などと、損保の東京海上日動火災、あいおいニッセイ同和損害、三井住友海上火災など11社の就職者数を合計した。

 トップは早稲田大だった。内訳は日本生命保険31人、明治安田生命保険と第一生命保険がそれぞれ22人、東京海上日動火災保険が53人、損保ジャパン日本興亜44人、三井住友海上火災43人など。

 2位は慶應義塾大で、日本生命は早稲田を上回る32人。その後、同志社大、関西学院大、立教大、明治大と続き、私大がベスト10を独占した。

 企業の人材採用支援などを行っている「ワークスジャパン」の清水信一郎社長は「生損保の人気は高いまま。業界の再編がひと段落し、学生の安定志向と採用数が多いこともあって人気です」と話す。

 ただ、今回の10校は、先週紹介した銀行19行ランクと順位は異なるが全く一緒。清水氏は「銀行と生損保を併願する学生は多く、卒業生の多いメガ私大の希望者が多いので、銀行でも生損保でも就職者が多いのでしょう。人気の理由は、保険の知識などは入社後、身に付けていくことになりますから、それほど高いスキルを求められない。採用は人間力勝負になり、受けやすいことがあると思います」と話す。

 生損保では採用の大学が都市部に集中しているのではなく、地方を含め幅広く採用していることも特徴。清水氏は「地域特定職などでは、やはり地元学生のほうが地元に知り合いも多く、営業に有利ということもあるのでしょう」とみる。

 グローバル化時代といわれるが、生保などまだまだ国内マーケットに守られている面もある。その点、学生には物足りないところもあるようだが、安定性では群を抜く。有名な安定企業に就職することは、何よりの親孝行だと考える学生も多いのだろう。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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