強まる米軍の「韓国撤退論」 日本を敵対視する姿勢に高まる批判 (2/2ページ)

2014.09.17

 このコメントは、日本やワシントンで反響を呼んだ。もっとも、現実は当事者のペンタゴンや軍人の間では、米軍の支援のもとに中国の侵略に備えるべき韓国が、中国に対する軍事体制の強化に熱意を示さないこと、米国が軍事同盟を維持している日本を非難し続けていることなどへの批判の声が強い。

 日本では、韓国や米国の一部で批判が激化している慰安婦問題に異常なほど関心が高く、朝鮮半島全般の状況や安全保障政策についての考察が大きく欠落している。

 オバマ政権が登場して以来、日本では日米安保条約への信用が大きく揺らいでいる。だが、アジア極東の軍事情勢を安定させるため、日本は韓国とともに米国の軍事同盟国であることを認識し、中国の領土的野心に対しては、米国、日本、韓国の関係を大きな枠組みのなかで考える必要がある。米国防総省幹部や軍人らの韓国批判はこの点を突いている。

 ■日高義樹(ひだか・よしき) 1935年、名古屋市生まれ。東京大学英文科卒。59年NHKに入局し、ワシントン支局長、理事待遇アメリカ総局長を歴任。退職後、ハーバード大学客員教授・同大諮問委員を経て、現在はハドソン研究所首席研究員、全米商工会議所会長顧問。

 

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