断崖絶壁の奇観や定置網体験など自然を満喫 鹿児島・甑島 (1/2ページ)

2014.09.19

連載:ライフ


暗い内に始まった定置網漁【拡大】

 鹿児島・甑(こしき)島は、知られざる楽園だ。薩摩川内市の川内港から高速船で1時間余り。断崖絶壁の奇観に平家伝説、キリシタン殉難などの歴史や、野生のカノコユリが咲き乱れる手つかずの自然。恐竜の化石も出土するジュラシックパークであり、漫画「Dr.コトー診療所」のモデルの島でもある。 (幾田進)

 【定置網体験】

 朝4時半、闇をついて下甑島の青瀬港に向かう。定置網漁船に乗るためだ。5時半に「第二大竜丸」で出港、10分ほどで網を仕掛けた漁場に到着、船上は見る間に戦場に。7人の乗組員が僚船と息を合わせて網を引き上げる。網の中にひしめく魚の群れを、小型の網ですくっては船上のイケスに次々にほうり込む。主にムロアジで、大ウミガメが2匹網に迷い込んでいたが、海に返した。

 6時10分、漁終了。帰港して休む間もなく総出で仕分け、箱詰め、出荷。20分で全作業終了。漁協前でサワラ、アオリイカ、ムロアジなどを解体にかかる。朝食の準備だ。10分ほどで4種刺し身の山盛りと身たっぷりの漁師汁が配られる。メチャうまだった。

 【断崖に夕日】

 島には前日入った。川内から高速船「こしきしま」で下甑島長浜港へ。ほかに串木野発フェリーもある。絶景ポイントの鳥の巣山展望台と夜萩丸山公園へ。9月中旬まで見られるカノコユリの群生と東シナ海の断崖に沈む夕日が心にしみた。その日はホテルこしきしま親和館に泊まる。舟盛りの大型の伊勢エビの刺し身が美味だった。伊勢エビ付きで1泊6000円の民宿もあるという。薩摩甘エビ、タカジイ(シッタカ貝)、キビナゴなど、魚介の宝庫である。

 翌朝、定置網の後、瀬尾観音三滝を見て、手打集落の玉石垣が美しい武家屋敷通りを散策、かめ壺仕込みの焼酎こしき亀五郎の明治41年創業吉永酒造を見学して帰路に。

 下甑以外に中甑、上甑とあり、3島に約5500人が住む。それぞれに見どころたくさんだから、2、3泊したいところだった。

 

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