面倒見が良い大学ランク 10年連続トップの金沢工業大

2014.09.19

 今週は高校の進路指導教諭が勧める、面倒見が良い大学ランクを紹介したい。大学通信は全国約2000進学校にアンケートを行い、716校から回答を得た。各項目について、5校連記で記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次を4ポイント……として集計した。

 トップは調査開始以来、10年連続で金沢工業大だった。高校の進路指導教諭は「高校時代に履修していない科目や数学や理科などの弱点部分を気軽に質問できる体制を整え、専門科目の基礎でも質問できるようにしていることが評価されてます。双方向の教育が今の生徒にあっているのでしょう」と話す。

 さらに、理系学生は苦手にするプレゼンテーション能力などを磨き、もの作りの課外活動が行える「夢考房」を設け、学生はソーラーカーやロボットを作り、全国大会にも数多く出場している。

 高校の進路指導教諭からも「入学後のサポート体制の充実(研究・就職・特別支援など)」(京都・府立高)、「学生一人ひとりに適切な対応をしている」(宮城・私立高)、「学生から教員への質問のしやすい環境作りや自習室の整備が行き届いている」(沖縄・私立高)などの評価が出ている。

 就職率が高く、有名企業への就職者が多いことでも知られる。進路指導教諭は「1年生のときから就職まで、面倒見が良く、研究内容も充実していることが評価されています」と話す。

 ただ、大学での面倒見の良さは教員が手取り足取り学生に教えるものではない。学生が自ら学ぼうとするときに、いかにサポート制度が用意されているかだ。そのため、2位に東北大、5位に立命館大、8位に明治大など大規模総合大学もランクに入ってきている。

 一方で、3位の武蔵大、4位の国際教養大、6位の聖学院大など小規模な大学も上位に入った。進路指導教諭は「武蔵大はゼミで知られています。小規模な大学では少人数教育を中心に、教員の目が行き届くことが評価されます」と話す。

 入学後の伸びを期待するなら、面倒見が良い大学を選ぶのもいいのではないだろうか。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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