民主「エダノミクス」の無反省 枝野氏の残念すぎる経済的理解 (2/2ページ)

2014.09.24


民主党両院議員総会で正式決定した新執行部。左から岡田代表代行、海江田代表、高木代表代行、枝野幹事長=16日、盛岡市【拡大】

 日本の左派政治家は、欧州での左派政党をもっと勉強すべきだ。アベノミクスの中心となっている金融政策は本来雇用政策であるので、欧州では社民党や共産党などの左派政党が言い出すものだ。米国でも労働経済学の大家であるイエレン氏が連邦準備制度理事会(FRB)議長として、雇用重視を実践している。

 ところが、日本では、民主党が政権を取って雇用重視を主張しながら、金融政策を活用できずに円高・デフレで雇用の確保ができなかった。

 それを安倍晋三総裁率いる自民党が見透かし、民主党の先手を打つ形でインフレ目標を言いだし、政権交代になってしまった。その反省がまったくないのは問題だ。

 朝日新聞の記事を読むと、アベノミクスへの対抗心から「一億総中流といわれた分厚い中間層を守らなければならない」と経済成長より分配を重視する意見のようだ。

 分配はパイの切り方の問題であり、成長はパイを大きくする方法だ。この両者が議論すると、パイを大きくしてその後にパイの切り方を考えればいいというのが正解なので、成長論者のほうに軍配が上がる。しかも、欧米の先進国では、金融政策が成長のカギを握っているというのが共通認識だ。

 この期に及んでも民主党の経済政策が旧態依然としているのはまったく不可解だ。これでは、民主党を核とする野党再編といっても、経済政策では話にならない。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

 

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