手厚い就職支援 明大5年連続トップ 就職に力を入れている大学ランク

2014.09.26

 今週は、進学校の進路指導教諭が選んだ「就職に力を入れている大学ランク」を紹介したい。

 近年、少子化、大学の増加などにより、大学に入りやすくなって大学選びが変わってきた。3大予備校といわれる代々木ゼミナールが20校舎を閉鎖するほど浪人生が減少。私立大の5割近くが定員割れとなり、大学に入りやすくなっている。

 そのため、偏差値で選ぶ傾向が弱まり、代わる指標として不況の影響もあって各大学の就職状況重視の傾向が強まっている。受験生の保護者は「どこの大学でも入学後、学生を伸ばす教育を実施していると言いますが、いい教育を実践しているのなら就職がいいはず。同じ程度の学力で合格できるなら、就職の良い大学に進学させたい」と話す。

 さらに、進路指導教諭は「卒業後の就職を考えながら大学を選ぶのは、今や当たり前。入試で理系の人気が文系より高いのも、就職がいいからです。その上、理系には国家資格が取得でき、就職率の高い医、薬、看護などの学部があるから。この傾向はまだまだ続きそうです」と話す。

 こうしたニーズを踏まえ、各大学は就職支援に力を入れている。ランクは、進学校約2000校にアンケートを実施し、716校から回答を得た結果をもとに作成した。5校連記で記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次を4ポイント……として集計した。

 トップは5年連続で明治大。有名企業への就職実績が高く、大規模大学にもかかわらず就職支援が手厚く、女子の就職の面倒見の良さも高評価につながっている。

 2位は金沢工業大。先週の「面倒見が良い大学」でもトップで、就職での面倒見の良さも高く評価されている。進路指導教諭は「クラスでそれほど目立つ成績でなかった生徒が、金沢工業大に進学して上場企業に就職した話を聞きます。学生への教育と就職支援の高さが際立っていると感じます」という。

 各大学が就職支援に力を入れるのも、出口の就職が良ければ入り口の生徒募集がうまくいくからだ。大学選びは、まず就職状況を検討してからという時代になってきた。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。