【賞賛されていた陸海軍 知られざる日本】日本軍の存在なしに韓国軍はなかった 朝鮮戦争のエピソード (2/2ページ)

2014.10.04

 月刊誌『丸』(潮書房光人社)の1995年12月号に掲載された、高橋文雄氏の『最後の日本刀』によると、金准将は先の海上撤退で艦艇に収容された後、それまで作戦指導中に片時も放さなかった日本刀を、南少尉に手渡したという。それは戦場における最後の日本刀だった。

 金准将のほか、後の韓国空軍参謀総長となる金貞烈(キム・ジョンニョル)将軍は、大東亜戦争緒戦のフィリピン攻略戦で武勲を上げた元日本陸軍大尉で、南方戦線では戦隊長として三式戦闘機「飛燕」で大活躍した。北朝鮮軍戦車に体当たり攻撃を敢行した飛行団長、李根晢(イ・グンギ)大佐も、加藤隼戦闘隊の撃墜王の1人だった。

 後の韓国空軍参謀長となる張盛煥(チャン・ソンファン)中将や、金成龍(キム・ソンヨン)大将、韓国陸軍砲兵隊を育てた申應均(シン・ウンギュン)中将なども、日本陸軍の将校であった。

 このように韓国軍を立ち上げた首脳部の多くは、日本の陸軍士官学校か満州軍官学校の出身者だった。このため朝鮮戦争での韓国軍は「米軍装備の日本軍」といわれ、戦争自体も「第2次日露戦争」の様相を呈していたという指摘もある。

 韓国の方々に言いたい。歴史を直視できない民族に未来はない。

 ■井上和彦(いのうえ・かずひこ) 軍事ジャーナリスト。1963年、滋賀県生まれ。法政大学卒。軍事・安全保障・外交問題などをテーマに、テレビ番組のキャスターやコメンテーターを務める。航空自衛隊幹部学校講師、東北大学大学院・非常勤講師。著書に『国防の真実』(双葉社)、『尖閣武力衝突』(飛鳥新社)、『日本が戦ってくれて感謝しています−アジアが賞賛する日本とあの戦争』(産経新聞出版)など。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。