卑弥呼が眠る!? 纏向遺跡群 奈良県桜井市 古代ヤマト王権の都説も (1/2ページ)

2014.10.17

連載:ライフ


箸墓古墳【拡大】

 奈良の古墳が何かと話題だ。この夏も、飛鳥の都塚(みやこづか)古墳がわが国では珍しい巨大方墳だというので大勢の人が見学に押しかけた。中でも、話題が尽きないのが奈良県桜井市の三輪山西部に広がる纏向(まきむく)遺跡群だ。伝説の女王卑弥呼が眠る所ではないか、あるいは古代ヤマト王権の都があったところではないか…と。 (清丸恵三郎)

 大阪・難波から近鉄電車で桜井市に向かった。日本最初の都市と考えられ、邪馬台国の都に比定されるなど、古代史ファンならずとも興味津々の纏向古墳群を見ようと思い立ってのこと。桜井駅前で、レンタル自転車を借りる。

 「市街地を抜けて一路国道を北へ向かえば、10数分で纏向古墳群の箸墓(はしはか)古墳が右手に見えてきます」と、地図を渡しながら観光案内所の女性が教えてくれた。目印は左側の大きな三輪素麺(そうめん)の老舗だとか。

 やがて目指す箸墓が見えてきた。手前には日本ため池百選にも入っている箸中大池が。前方後円墳というが、木々が鬱蒼(うっそう)と茂り素人目には定かにはわからない。元々は円墳で、その径が「魏志倭人伝」に記す卑弥呼の墓とほぼ同じことや、最近の精密な年代推定により築造年代が卑弥呼の時代と重なること、さらに大規模古墳の最初期のもので、他の前方後円墳のモデルとなっている。被葬者が巨大な権力を有していたと推定されることなどから、研究者の間でも卑弥呼の墓説の支持者が増えているのだという。

 織田信長はこの墳丘上に茶室を設けたことがあるというし、江戸時代には墳丘のすそに伊勢参りの人のためのお茶屋が置かれていたという。そういうことからして、宮内庁も神聖な陵墓なのだ−など堅苦しいことをいわずに発掘を許可したら、卑弥呼の墓かどうか簡単に結論が出そうな気もする。いささか乱暴だが。

 

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