“漁民”上陸の可能性も捜査権発動のチャンス サンゴ密漁中国船“台風直撃”  (2/2ページ)

2014.11.05


伊豆諸島・鳥島に集まった中国の密漁船。台風接近で事態はより緊迫している【拡大】

 江渡聡徳防衛相は自衛隊の投入について現段階で「一切ない」としてはいるが、「今後の検討課題になる」としている。

 中国情勢に詳しい評論家の宮崎正弘氏は「漁船が台風の影響で入り江に避難してきたら、国際慣習上、受け入れざるを得ないが、絶対に上陸させてはいけない。強固な防衛線を張るために東京から警察や消防隊の応援部隊を増派させるべきだ」とし、こう続ける。

 「ただ、入り江に入ったときは捜査権を発動させられるため逆にチャンス。密漁の疑いがあることで、海保が船内の臨検を実施することができる。船の装備や船団の指揮系統がどこにあるかなどを調べあげることだ」

 漁船の襲来には、中国政府や中国軍の組織的関与が疑われている。船内捜査によって、その決定的証拠をつかめる可能性もある。

 宮崎氏は「漁船には中国軍の海上民兵が漁民のふりをして乗り込んでいるとみられる。そこで、臨検の際に乗組員の写真を撮影する。その写真を尖閣にやってくる漁船の乗組員の顔写真と照合すれば、海上民兵かどうか判定する材料になりうる。今後の取り締まりに生かせるし、中国軍が違法行為に加担している証明にもなる」。台風が1つのカギを握っている。

 

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