香り高き日本ウイスキーの聖地 スコットランドに似た気候風土で工場設立 (1/2ページ)

2014.11.21

連載:ライフ


余市蒸溜所の構内【拡大】

 NHK連続テレビ小説「マッサン」が好調だ。その主要舞台として注目を浴びるのが、北海道積丹半島のつけ根の静かな町・余市。「マッサン」こと「日本のウイスキーの父」竹鶴政孝とリタ夫人が、納得できる酒造りを求めて移り住んだ、「ジャパニーズウイスキーの聖地」を訪ねた。 (清丸恵三郎)

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 札幌駅から高速バスよいち号で1時間半余りで余市に。余市港方面に向かう。余市川を渡ってしばらく行くと「旧下ヨイチ運上家」が見えてくる。松前藩時代、アイヌの人たちとの交易を請け負った商人の拠点で、道内でただ1つ残る建物だ。

 さらに歩くと国指定史跡の「旧福原漁場」。網元福原家の屋敷跡で、ニシン御殿とも番屋とも呼ばれる建造物群だ。中心が親方家族の居住空間とヤン衆と呼ばれた出稼ぎ漁師の寝泊まりする部屋からなる母屋で、他に各種の倉、物置、ニシンの干し場などが点在。総面積は東京ドームの約3分の1。往時の盛んな様を想像させて壮観だ。北原ミレイの「石狩挽歌」が口をついて出る。

 歩き回り汗だくだくなので余市川温泉宇宙の湯に立ち寄った。屋根にはロケットの模型が載っている。何とここは宇宙飛行士・毛利衛さんの生家跡だとか。大人1人420円。値段も内装外観ともにどう見ても銭湯だが、湯船が深くてひどく気持ちよかった。

 さっぱりして、川風に吹かれながらニッカウヰスキー北海道工場余市蒸溜所へ。「マッサン」こと竹鶴政孝が大日本果汁(ニッカの前身)を拠点に自前のウイスキー造りを始めた工場だ。1934年のこと。冷涼で川霧が発生しやすいなど、本場スコットランド・ハイランド地方と気候風土が似ていることから、竹鶴が余市を選んだという。

 

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