雪の岩手縦断 遊・味・飲北国の“冬”満喫 (1/2ページ)

2015.01.09

連載:ライフ


こたつ舟の女船頭・鈴木さん【拡大】

 岩手県は北海道に次ぐ広さで四国4県を合わせたほどの面積がある。その南から北まで縦断し、北国の冬を体感する旅に出た。 (幾田進)

 【県南景勝地で舟遊び】

 東北新幹線を降り立ったのは、県南の一関駅。世界遺産・平泉観光の起点でもあるが、今日のお目当てはこたつ舟で熱かんを飲みながら雪景色を楽しむ趣向。バスかJR大船渡線で30−40分の景勝地・猊鼻渓(げいびけい)へと向かう。

 出迎えてくれたのは妙齢の女船頭・鈴木中(なか)さん。独身だそうだ。気さくな話と「げいび追分」に耳を傾けながら、100メートルの断崖に挟まれた2キロの渓谷を舟で往復する。例年より多いという雪が日本百景に数えられる絶景を際立たせる。たどり着いた船着き場で1度舟を降り、地名の由来となった獅子ヶ鼻という奇岩を眺める。ほどよく回った地酒で寒さも感じない。

 ほかに一関の立ち寄りスポットとして、市内の「世嬉の一酒造」もおすすめだ。いまは日本酒は別の場所で造っているが、クラフトビール「いわて藏ビール」の工場があり、東北一の土蔵に酒の民俗博物館やこの地の餅料理が食べられるレストラン、ゆかりのある島崎藤村や井上ひさし、「麻雀放浪記」の阿佐田哲也(色川武大)各氏の資料室も興味深い。

 【県央のイルミネーション】

 県央に移動すると、道路脇の気温表示がマイナス10度に近づいた。秋田新幹線も走る田沢湖線沿線で、宵闇迫る約2000メートルの岩手山の威容を背景に小岩井農場の一本桜をめでる。南部片富士といわれる名山とならんでも一歩もひけを取らないりんとした風格は花の季節ならずとも美しい。12日までは、同農場まきば園で幻想的なイルミネーション「銀河農場の夜」も開催中。宿泊したホテル森の風鶯宿(おうしゅく)に併設するフラワー&ガーデン森の風のイルミネーションも12日まで。

 

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