伝統芸能を生かした「神楽門前湯治村」 広島県安芸高田市 (1/2ページ)

2015.03.20

連載:ライフ


江戸期の街並みを忠実に再現する「神楽門前湯治村」【拡大】

 広島県の北部、安芸高田(あきたかた)市は、戦国武将・毛利元就の本拠地として知られ、近年では伝統芸能の神楽でまちおこしに成功した神楽の故郷だ。成田空港からLCC春秋航空で広島空港へ90分。送迎バスで約70分とアクセスも思いのほか良い。 (プレスマンユニオン理事/温泉ソムリエ・板倉あつし)

 神楽のルーツとされる芸能が登場するのは、「古事記」や「日本書紀」に書かれた「岩戸隠れの段」という神話。天宇受賣命(アメノウズメノミコト)が、天の岩戸の前で足を踏み鳴らして踊り、天照大神(アマテラスオオミカミ)が岩屋から出るきっかけを作った。この踊りが、神楽を含むさまざまな芸能の起こりと伝わっている。

 安芸高田地区の神楽は、江戸時代から連綿と引き継がれてきた伝統芸能で、この地区の人々は幼いころから舞を始め、神楽を引き継ぐために地元で就職する人も少なくないという。

 この素晴らしい伝統芸能を観光に生かそうと、1998年に造られた「神楽門前湯治村」の効果は、年間の観光客を1万人から10万人に引き上げた。2000人収容の神楽ドームを始め、小劇場、神楽体験館、はたご、湯治宿、宴会場、食事処、居酒屋、喫茶、みやげ物屋、日帰り利用もできる単純弱放射泉の温泉施設「岩戸屋」で構成されている。

 神楽体験館「和楽」では、神楽グッズづくりを体験。弓と矢、刀、なぎなた、まさかりなどを8種類(500円から)の中から選んで製作。年齢に合わせてボランティアスタッフが丁寧に指導してくれるから、老若男女を問わずに楽しめる。子供よりも大人のほうが夢中になってしまうから面白い。

 

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