多田文明さん 詐欺犯はわずかな隙に忍び込む 一番危ない「自分は大丈夫」 (2/3ページ)

2015.05.02

連載:ブック


多田文明さん(撮影・野村成次)【拡大】

 −−ご自身も取材でだまされそうになったとか

 「取材と割り切って業者の話を聞きながらも、その言葉に翻弄されることが何度もありました。当時、私に恋人がいないという人恋しい部分を見つけた悪徳業者の女性が、『あなたと結婚したい』と思わせるような言動を繰り返し、恋愛感情を抱かせながら、高額な商品の販売をしかけてきたこともあります。また、これだけ詐欺が横行しているが故に、警戒心を逆手に取った手口もあります。ある女性は、投資系の勧誘電話に『これは詐欺でしょう!』と一喝して撃退したつもりだったのですが、逆に弁護士をかたった人物から『社員を詐欺呼ばわりした。名誉毀損(きそん)で訴える』と、多額の金をだまし取られました」

 −−最近の詐欺の特徴は

 「名簿を利用して、相手の事情を知った上で詐欺を行う傾向があります。比較的若い世代はスマートフォンなどでコミュニティーサイト(SNS)を利用する機会も多いでしょうが、ネットを通じて生年月日や仕事の状況などの個人情報が簡単に漏れると、架空請求などの被害に遭う可能性が極めて高まるのです。さらに被害は高齢者が狙われるオレオレ詐欺ともリンクします。名簿は銀行口座やカード番号といった詳しい情報が加わるほど高値で売買されます。オレオレ詐欺の場合、息子をかたって電話をかけるので、その息子の情報と高齢の親の情報が結びつくと、たやすく息子になりすます詐欺が行えるのです。あなたが比較的若いからといって、振り込め詐欺は関係ないと思っていたら、とんでもない間違いです」

 

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